記念日

記念と記念碑。それぞれの「記念」の意味が違うらしい。

記念・・・思い出にする-こと(もの)
記念碑・・・記念にたてた石碑、記憶にとどめるべき重要な出来事。

記念はよかったこと・・・？
記念碑の場合の「記念」は悪かったことの場合もある・・・？

じゃあ原爆投下はキネンヒである。でも記念ではない。
・・・これでいいのかな・・・？




アメリカ人はよく、「原爆投下が結果的に日本人を含め多くの人々を救った」という。

日本人はよく、「原爆のような非人道的な武器はどんな場合でも絶対に使うべきではなかった」という。

どちらが正しいか、誰も知らない。


でも、ひとつだけいえるのは、
戦争そのものは人を救うことはない。
殺めるだけ。

そして殺した人間をも苦しめる。

犠牲になったのは死者だけじゃないのだ。
傷つけて、傷つく。

でもそれはしたくてしたのではない。

国という圧力が、

安全なところにいるお偉いさん方が、

殺される危険も、殺す必要もない人たちがさせたのだ。

理不尽だ、と思う。



でも戦争は起きた。

日本は敗北した。

連合国側の指示に従って民主化を果たした。

朝鮮戦争の特需によって戦後復興は加速した。

そして驚異的なスピードで先進国に仲間入りし、治安も他国と比較しても最高レベルだ。福祉も、充実している。

そして今ここに、自分が、いる。


人々は争うことをやめない。

でもその争いの歴史の上に自分たちがいる。